ブラジル株:下落-ペトロブラス増資計画を嫌気、中国需要鈍化も懸念

8日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数がここ1週間で最大の下落。ブラジル石油公社(ペト ロブラス)が売られたほか、中国が計画するエネルギー消費削減と不 動産抑制措置の強化が金属資源の需要を鈍化させるとの懸念が強まっ たことが響いた。

過去5営業日に10%余り上昇していたペトロブラスは4.3%安 と、7カ月ぶりの大幅下落となった。前日の原油値下がりと、780億 ドル規模の株式発行による希薄化懸念が売り材料となった。中国市場 が最大の輸出先の鉄鉱石生産最大手ヴァーレは1.9%安。

ヘッジファンド、ケスト・インベスチメントス(サンパウロ)の 株式ストラテジストとして10億ドルの運用に携わるファビオ・スピ ノラ氏は「この日のペトロブラスは、先週の上げと前日の原油相場下 落を受けて調整している。一方、中国がエネルギー消費を抑えようと 鉄鋼を減産し、鉄鉱石需要に影響を与えるとの懸念もある」と指摘し た。

ボベスパ指数は前営業日比0.5%安の66407.28と、8月30日 以来最大の下落となった。同指数構成銘柄のうち値下がりは36銘柄、 値上がりは30銘柄。7日のブラジル株式市場は祝日のため休場だっ た。BM&Fボベスパ小型株指数はほぼ変わらずの1286.38。通貨レ アルもほぼ変わらずの1ドル=1.7260レアル。7日の取引では、M SCI新興市場指数は前日比0.6%安、ニューヨークの原油先物相場 は0.7%下落していた。

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