NY原油(8日):3日ぶり上昇、株高とドル安で-終値74.67ドル

ニューヨーク原油先物相場は3 営業日ぶりに上昇。株が上げた一方、ドルの対ユーロ相場が下げた ことで、代替投資先としての商品への魅力が強まった。

原油は一時1.8%上昇。ポルトガルとポーランドの国債への需要 が改善したことで、株が上昇したことがきっかけだった。その後、原 油は上げ幅を縮小。米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した地区 連銀経済報告(ベージュブック)で、米国の景気が7月半ばから8月 末までに「減速の兆候が広がってきた」ことが示されたことが手掛か りとなった。

エネルギー顧問会社、オイル・アウトルックス・アンド・オピニ オンズ(ヒューストン)のカール・ラリー社長は、「株とドルが相場 を動かしている」と指摘。「投資家サイドからの需要がやや高まり始 め、出来高が8月から回復しつつある」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物10月限は前 日比58セント(0.78%)高の1バレル=74.67ドルで取引を終了 した。一時は75.39ドルまで上げる場面もあった。過去1年間では 5%上昇している。