NY金:小反落、一時は過去最高値に接近も-株高で逃避需要が薄れる

ニューヨーク金先物相場は小幅反 落。一時は過去最高値に接近したが、株価の上昇で安全への逃避先と しての金への需要が薄れ、売りが優勢に転じた。

この日は欧州と米国で株価が上昇。ポルトガルとポーランドの国 債入札で需要が改善し、ソブリン債をめぐる懸念が緩和されたことが 背景。金は一時オンス当たり1264.70ドルまで上昇した。日中取引 での過去最高値は6月21日に付けた1266.50ドル。前日は終値ベ ースで過去最高の1259.30ドルで引けた。

インテグレーテッド・ブローカレッジ・サービシズのヘッドディ ーラー、フランク・マギー氏(シカゴ在勤)は、「金は過去最高値に 接近し、上値抵抗に遭っている」と指摘。「株が上昇する可能性はあ るが、雇用情勢の改善が景気回復を支えるようになるまで、投資家は 金に資金をとどめざるを得ないだろう。金は上昇する必要はない。価 値を維持すれば良いだけだ」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 相場12月限は前日比1.80ドル(0.1%)安の1オンス=1257.50 ドルで取引を終了。この日は0.4%上昇した後で0.4%下げる場面 もあった。