欧州株:4カ月ぶり高値に上昇、ソブリン債懸念の緩和で-BP高い

欧州株式相場は4カ月ぶりの高値 に上昇した。ポルトガルやポーランドの国債への需要が改善し、ソブ リン債をめぐる懸念が緩和されたことが背景。英石油会社BPなどが けん引役となった。

BPは1.3%高と、7営業日連続で上昇。信用格付けが3段階 引き上げられたほか、同社がメキシコ湾の原油流出事故の原因を究明 した内部調査の結果を発表したことが材料視された。仏製薬最大手サ ノフィ・アベンティスは2.1%高。シティグループが同社の株価見通 しを15%引き上げたことを手掛かりに買われた。モバイルネットワー ク機器メーカーで世界最大手、スウェーデンのエリクソンは4.6%高。 クレディスイスは同銘柄の買いを推奨した。

ストックス欧州600指数は前日比1%高の262.33と、4月 26日以来の高値で取引を終了。同指数を構成する19産業すべてが上 昇した。4月15日に付けた年初来の高値からは依然として3.6%下 げている。

バークレイズ・ストックブローカーズで運用に携わるヘンク・ポ ッツ氏は「市場の動きは今も極めて荒いため、好材料が出ると割と急 激に反応する」と指摘。「投資家は今も非常に神経質になっている。 BPは相場全体に寄与しているが、大きな試練を経て大幅下落から値 を戻している状況にある。同社をめぐる先行き不透明感は依然として 強い」と語った。

この日はポルトガル政府が国債入札を実施し、2021年償還債の 応札倍率が2.6倍と、前回3月の1.6倍を上回った。また、ポーラ ンドが実施した5年債入札は需要が2008年以来の最高となった。チ ェコが実施した3年債入札では借り入れコストが過去最低に低下した。

格付け会社フィッチ・レーティングスはBPの長期発行体デフォ ルト格付け(IDR)と無担保優先債格付けを、これまでの「BBB」 から「A」にそれぞれ引き上げたと発表した。格付けアウトルック (見通し)は「ステーブル(安定的)」としている。マコンド油井か らの「原油流出の恐れがなくなった」ことを反映していると説明した。

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