欧州債:ドイツ国債、3日ぶり下落-ポルトガル国債入札と株高で

欧州債市場ではドイツ国債相場 が3日ぶりに下落。ポルトガル国債入札で安定した応札があったほ か、株式相場が上昇したことから、域内で最も安全とされるドイツ 国債に対する需要が圧迫された。

独2年債利回りは6月以来の低水準まで1ベーシスポイント (1bp、bp=0.01%)に近づいた後、上昇に転じた。ポルト ガルがこの日、満期2013年と21年の国債を10億4000万ユーロ 入札したことを背景に、ポルトガル国債のドイツ国債に対する上乗 せ利回りは縮小した。

4キャストの債券ストラテジスト、エリック・ワンド氏(ロン ドン在勤)は「短期的にはリスクテーク意欲が戻りつつあるようだ」 と述べた。さらに、「ポルトガルの国債入札までスプレッドは大き く拡大していた」ことから、入札結果で利益確定の売りが促され主 要国の国債が売られたと語った。

ロンドン時間午後4時20分現在、ドイツ10年債利回りは前 日比3bp上昇の2.29%。2年債利回りは6bp上昇し0.63%。 一時は0.56%まで下げた。前日には6月30日以来の低水準とな る0.55%を付けた。

ポルトガル10年債と独10年債との利回り格差は350bpと、 前日からほぼ変わらず。一時はブルームバーグがデータ集計を開始 した1997年以降の最大となる372bpまで拡大した。