仏サノフィ:ジェンザイム買収提案、CEO自ら投資家に説明

フランスの医薬品メーカー、サ ノフィ・アベンティスのクリス・ヴィーバッハー最高経営責任者(C EO)は、7日にニューヨークで米ジェンザイムの投資家向けに会 合を開き、同社に対する買収提案について自ら直接説明を行った。 会合に出席した関係者2人が明らかにした。

発言内容は非公開だとして匿名を条件に語った同関係者によ れば、ヴィーバッハーCEOは投資家に対し、サノフィが8月28 日に提示した1株当たり69ドル(総額約185億ドル=約1兆5500 億円)の買収案について、ジェンザイムの経営陣からは反応がない ことを明らかにした。また同CEOは、買収に関してサノフィの取 締役会からは完全な支持を得ていると述べた。

サノフィは電子メールで、「当社の提案に対して大きな関心が 寄せられていることから、ヴィーバッハーCEOは米国で予定され ていたほかの会合の合間を縫って、ジェンザイムの株主の一部と会 うことを決めた」と説明した。

マンハッタンのミッドタウンにあるインターコンチネンタル ホテルでの会合に出席した同関係者らによれば、ヴィーバッハーC EOは、ジェンザイムの経営陣との継続中の交渉はないと言明。ま た、ジェンザイムに対するデューデリジェンス(資産査定)を実施 できない状況では、サノフィとしては買収提示額の引き上げは望ま ないと語ったという。