香港株(終了):下落、中国移動が安い-新規制懸念で不動産株に売り

香港株式相場は下落。ハンセン指数 はほぼ1カ月ぶりの大幅安となった。英携帯電話会社ボーダフォン・ グループによる持ち株売却を受けてチャイナ・モバイル(中国移動) が下落。中国政府が不動産市場に新規制を導入するとの観測から不動 産株も売られた。

時価総額で世界最大の電話会社、チャイナ・モバイル(941 HK) は3.8%下落。中国政府系のチャイナ・リソーシズランド(華潤置地、 1109 HK)は1.4%下げた。英HSBCホールディングスが出資する交 通銀行(3328 HK)は2%安と銀行株の下げをけん引。モルガン・スタ ンレーは、中国当局が各行に貸倒引当金の積み増しを義務付けるとい う報道が中規模行にとってマイナス要因になると指摘した。

時価総額でアジア最大の会社、ペトロチャイナ(中国石油、857 HK)や中国最大の保険会社、中国人寿保険(2628 HK)も値下がりした。

ハンセン指数は前日比312.93ポイント(1.5%)安の21088.86 で終了。先月10日以来の大幅安となった。ハンセン中国企業株(H株) 指数は前日比1.5%安の11776.72。

シンダ・インターナショナル・ホールディングスの調査ディレク ター、キャスター・パン氏(香港在勤)は「市場はまだ値固めが十分 でない」と指摘。「銀行の上昇見通しは押さえられている。貸倒引当金 の積み増し義務で潜在的に引き当てが増える可能性を懸念しており、 銀行の通期決算ではサプライズがあるかもしれない」と語った。