英スタンダードチャータード銀:インドのM&A助言業務で2位に浮上

英スタンダードチャータード銀行 は、今年のインドでの企業の合併・買収(M&A)アドバイザー業務 で、昨年の14位から2位に浮上している。

同行は今年これまで、総額220億ドル(約1兆8400億円)の案 件で助言業務を行った。ブルームバーグが集計したデータによれば、 企業買収が2007年以来の活況を呈するインドで、米モルガン・スタ ンレーに次ぐ規模となる。

今年のインドでは、買収案件で規模上位10件のうち現金による 買収が8件を占め、助言業務獲得のために、対象企業に資金の提供が 必要となることを浮き彫りにしている。スタンダードチャータード銀 は、資産家アニル・アガルワル氏とスニル・ミタル氏によるインドの 2大買収案件で資金を供給し、同国での基盤を強固にしつつある。

KPMGインディアの金融サービス部門責任者、アバイザー・デ ィワンジ氏はムンバイからのインタビューで「インドでは、バランス シートに物を言わせる銀行が増えている」と述べた。

ミタル氏率いる携帯電話サービスでインド最大手のブハルティ・ エアテルなどの国内企業は今年、総額584億ドルの企業買収を発表 しており、国境を越えた買収も好調で、07年に記録した過去最高の 692億ドルを超えるペースだ。

今年のインドM&Aの助言業務市場では、米ゴールドマン・サッ クス・グループは10位、JPモルガン・チェースは12位にとどま り、スタンダードチャータード銀が両社を抑える形となっている。