米FRBの資産買い取り第2弾、効果は限定的-コマックのオシェイ氏

米連邦準備制度理事会(FRB)が 資産買い取りプログラムの第2弾を実施しても、経済成長へのプラス の影響はほとんどない見込みであるため、かえって信頼を損なう恐れ がある。ロンドンを拠点とするヘッジファンドマネジャー、コーム・ オシェイ氏がこうした見方を明らかにした。同氏の運用成績は2004 年以来、マイナスを記録していない。

コマック・キャピタルで60億ドル(約5000億円)相当の資産運 用に携わるオシェイ氏(40)は、昨年実施された前回のFRB資産買 い取りプログラムは、世界的な財政刺激策や在庫補充、大規模な金融 緩和に支えられたと指摘した。

同氏は8月の投資家向けレターで、「現在の量的緩和策の背景は、 2009年の時と全く異なる。09年時に存在したプラス要因の多くが現在 の環境にはない」と分析。「従って、さらなる大掛かりな資産 買い取り、すなわち量的緩和策の成長への寄与は限定的なものにとど まる紛れもないリスクがある」と説明した。

FRBは8月10日、住宅ローン関連証券の償還資金を長期国債に 再投資すると表明。量的緩和策として知られる大規模な証券買い取り の第2弾を政策当局者らが実施するとの観測が強まった。

オシェイ氏は、このような景気刺激策が失敗に終わった場合、F RBの政策への信頼が失われるほか、ディスインフレ期待が強まる恐 れがあると指摘した。

コマックの広報担当、ポール・マンゴー氏に取材を試みたがコメ ントは得られなかった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE