ドイツ:7月の輸出は前月比1.5%減-世界経済の回復鈍化で

ドイツの7月の輸出は、世界の景気 回復が失速するなかで減少した。

独連邦統計庁が8日発表した7月の輸出(営業日・季節調整済み) は前月比1.5%減少。ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミ スト15人の予想中央値では、横ばいが見込まれていた。6月は3.7% 増に改定された。7月の輸入は前月比2.2%減少。6月は1.6%増(改 定値)だった。

ドイツの製造業受注は7月に市場予想に反して減少し、8月の製 造業景気指数は前月から低下。同国の国内総生産(GDP)は4-6 月(第2四半期)に20年ぶりの大幅な伸びとなったが、成長減速の 兆しが見える。米国と中国の最近の経済指標も両国の景気鈍化を示唆 しており、ドイツの輸出品への需要が減退する可能性がある。

ナティクシスのユーロ圏担当チーフエコノミスト、シルバン・ブ ロイヤー氏(フランクフルト在勤)は「輸出原動力はピークに達した」 と指摘。「世界の需要、特に中国の消費は従来ほど増えないため、ドイ ツの輸出は向こう数カ月間に停滞が見込まれる」と述べた。

7月の輸出は前年同月比では18.7%増加。欧州連合(EU)域 外への輸出は25.1%増、ユーロ圏向けは15.1%拡大した。