米社債発行市場:約7カ月ぶりの活況-ホーム・デポやデルが起債

7日の米社債発行市場は、住宅関連 用品小売りのホーム・デポやパソコン(PC)メーカーのデル、鉄道 のバーリントン・ノーザン・サンタフェなどが起債し、約7カ月ぶり の活況を呈した。投資適格級の発行体の借り入れコストが過去最低水 準付近にとどまっていることが背景となっている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチが算出する指数 によると、投資適格級債の利回りは8月24日には3.74%まで下がり、 この日は3.83%となる中、起債額は154億ドル(約1兆3000億円) に達した。欧州では年内に償還期限を迎える約2500億ユーロの借り 換えを急いだ金融機関が、85億ユーロ(約9000億円)を起債した。

米投資適格債の起債が急増した背景には、米経済がリセッション (景気後退)に逆戻りしないことを示す兆しが先週相次いだことがあ る。先月の失業率は9.6%に上昇したものの、民間部門雇用者はエコ ノミスト予想以上に増加し、住宅販売成約も増えた。LPLファイナ ンシャルの市場ストラテジスト、アンソニー・バレリ氏によると、投 資適格債利回りは「恐らく将来的に最も低い水準」にある。

バレリ氏は利回りの水準について「低調な経済のファンダメンタ ルズ(基礎的諸条件)が社債にとってOKだとみる投資家にとって、 理想的な交換条件だ」と述べた。

ブルームバーグのまとめによると、ホーム・デポは2006年12 月以来の起債となる今回、10年債と30年債計10億ドル相当を売り 出した。デルは3本建てで計15億ドル相当を起債した。

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