財務相:必要な時には「断固たる措置」-円高で介入示唆(Update2)

野田佳彦財務相は8日午前の衆院財 務金融委員会で、円が対ドルで15年ぶりの高値で推移していることを 受け、「明らかに一方向に偏った動きだ。重大な関心持ちながら、必要 な時には断固たる措置を取る」との認識を示すとともに、「断固たる措 置には当然介入も含まれる」と述べ、為替介入も辞さない構えを強調 した。加藤紘一氏(自民)らに対する答弁。

また、財務相は円高の背景について「明らかに欧米の経済の先行 きに対する不安に伴うリスク回避や、日米の金利差の縮小が大きな原 因だと思う」と指摘。さらに「輸出関係を中心に深刻な影響が出てく ると思う。下請け企業や雇用にも影響が出る。産業の空洞化にもつな がりかねない」と強い懸念を表明した。

一方で、足元の景気認識については「持ち直しつつあるが、依然 として厳しい状況にある。特に雇用情勢は新卒者を含めて厳しい。加 えて円高の進行や海外経済の下振れを含めた景気の下振れリスクは間 違いなくある」と述べ、経済対策を早急に実行に移す考えを強調。そ の上で「引き続き景気の動向を見ながら場合によっては補正予算を組 むことも視野に入れて対応していきたい」と語った。