ユニチャム株が安い、CB発行で希薄化警戒-成長戦略の提示を待つ

紙オムツや生理用品で業界トップの ユニ・チャーム株が安い。ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(C B)を2本発行し、最大805億円を調達すると7日に発表。すべての予 約権に新株が割り当てられると、発行済み株式数が現在より1割強増え るため、1株価値の希薄化や将来的な売り圧力が警戒された。

株価は売り気配で開始し、前日比2.9%安の9500円で売買が成立 した。

大和証券キャピタル・マーケッツ金融経済研究所の広住勝朗アナリ ストは、今回のエクイティファイナンスについて、時価総額比で約 13%の資金調達になると指摘、CB投資家は株式に転換しない限り利益 を得られない仕組みとなっており、希薄化を前提に考える必要があると している。

その上で広住氏は「今回の発表をネガティブ・サプライズと受け止 めている。まずは、1割強の株式希薄化を正当化するようなさらなる成 長戦略の提示が求められよう」と述べた。短期的な株価の調整は避けら れないと考え、現状「買い」としている投資判断は見直しを含めて検討 する意向を示した。