英ボーダフォン:中国移動の持ち株3.2%売却-約5540億円

売上高で世界最大の携帯電話サービ ス会社、英ボーダフォン・グループは、中国のチャイナ・モバイル(中 国移動)の持ち株3.2%を約43億ポンド(約5540億円)で売却する。

ボーダフォンが7日に電子メールで発表した資料によれば、同社 は売却収入の約70%を自社株買いによって株主に還元し、残りは債務 返済に使う。モルガン・スタンレーとUBS、ゴールドマン・サック ス・グループが幹事を務める。

ボーダフォンは、持ち株比率が少数にとどまっている投資につい ては、事業に不可欠とは見なさないとの考えを示している。同社はチ ャイナ・モバイル株を2000-02年に2回に分けて、32億5000万ドル (現在の為替レートで約2720億円)で取得した。国有企業のチャイ ナ・モバイル・コミュニケーションズ(中国移動通信集団)が74%出 資するチャイナ・モバイルは、時価総額で世界最大の電話会社。

リベラム・キャピタルのアナリスト、マーク・ジェームズ氏(ロ ンドン在勤)は電話取材に対し、ボーダフォンが将来的に他の持ち株 についても処分する可能性が意識されるだろうと指摘。フランスの携 帯電話サービスSFR、米ベライゾン・ワイヤレスなど、ボーダフォ ンの持ち分がより大きい株式については、売却は容易でないもようだ との見方を示した。

チャイナ・モバイルの広報担当、雷雨氏は、今回の発表前、ボー ダフォンが保有株を売却するのは自由だと述べていた。