ポルトガルの借り入れコスト上昇、国債約10億ユーロ入札

ポルトガル政府は8日に国債入 札を実施し、2013年償還債6億6100万ユーロ(約700億円)と 21年償還債3億7800万ユーロを発行した。借り入れコストはそれ ぞれ前回入札に比べ上昇した。

13年9月償還債の平均落札利回りは4.086%と、同年限の国債 の前回入札(6月9日)の3.597%を上回った。応札倍率は1.9倍 で、6月の2.4倍から低下した。

21年4月償還債は利回りが5.973%と前回3月10日の入札時 の4.171%から上昇。応札倍率は2.6倍(前回は1.6倍)だった。

ポルトガルの債券発行機関IGCPが2日に示した調達目標額は 合計で7億5000万-12億5000万ユーロだった。

ポルトガル10年国債とドイツ国債の利回り格差はこの日、過去 最大の372ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に拡大して いたが、入札後はポルトガル国債相場が持ち直した。コメルツ銀行の 債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏は「入札経過で少し ばかりか安心感があるようだ」と話した。「発行高は幾分低かった」 と付け加えた。

財務省は電子メールで「需要は高く、幅広い投資家から応札があ った。借り入れコストも現在の市場環境に沿ったものだった」と説明 した。