世界の証券会社、1年半で最大8万人削減へ-ホイットニー氏

証券会社は、収入の伸びが鈍化し始 める中、今後1年半に世界全体で最大8万人を削減すると、オッペン ハイマーの元アナリスト、メレディス・ホイットニー氏はみている。

この削減規模は、現在の人員数の約10%に相当する。ホイットニ ー氏(40)は、ブルームバーグ・ニュースが7日に入手した8月31 日付のリポートで、実施は2010年の報酬支給後になるとの見通しを 示した。支給額は「劇的に減少する」という。同氏は07年に米シテ ィグループの減配を予想し、的中させた人物。その後、メレディス・ ホイットニー・アドバイザリー・グループを創業した。

同氏はリポートで「ウォール街の収入と利益を過去10年けん引 した金融商品の力が過去3年にわたって、構造的に落ちてきている。 2010年はウォール街を中心とする企業の多くが構造的な変化を経験 する最初の年になる」と指摘した。

欧州では、債券取引ブームの勢いが衰える中、バークレイズやク レディ・スイス・グループ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットラン ド・グループ(RBS)が採用抑制の中心となる可能性がある。採用 担当者らが先月明らかにした。1-6月(上期)にはソブリン債危機 の影響で、バークレイズ・キャピタルの債券と国際商品の取引収入が 40%減少している。

ブルームバーグの集計データによると、銀行・証券会社は直近の 金融危機のさなかに世界全体で計33万人を削減した。最近は市場の 回復を受けて一部に増員の動きが見られている。バークレイズ・キャ ピタルは6月末までの1年間で約3600人を採用。クレディ・スイス は1800人、RBSの証券部門も約1100人をそれぞれ増員した。