カナダ・ドル:下落、2週間ぶりの大幅安-株・原油の下落で

7日の外国為替市場でカナダ・ドル は対米ドルで2週間ぶりの大幅安。欧州のソブリン債危機が悪化する との懸念を受けた株式や原油の相場下落が響いた。

カナダ銀行(中央銀行)の8日の金融政策決定会合に先立ち、カ ナダ・ドルは3営業日ぶりに反落。景気鈍化の観測から避難通貨の需 要が高まり、米ドルと円はほとんどの主要通貨に対して上昇した。米 紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、欧州の銀行ストレ ステスト(健全性審査)で一部銀行の国債保有が少なく評価されてい たと報じ、これが材料視された。カナダ国債相場は上昇し、10年物利 回りは過去1年半で最も低下した。

カナダ・ドルはトロント時間午後4時47分(日本時間8日午前 5時47分)現在、1米ドル=1.0481カナダ・ドル(1カナダ・ドル =0.9541米ドル)。一時、前日比1.2%安の1.0482カナダ・ドルと、 日中の取引ベースでは8月24日以来の大幅安となった。前日は一時

1.034カナダ・ドルと、8月19日以来の高値を付けた後、1.0354 カナダ・ドルで取引を終了した。

カナダ国債相場は上昇。10年物国債(表面利率3.5%、2020年 6月償還)利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 低下して2.9%と、終値ベースで09年3月18日以来の大幅な下げと なった。価格は1.12カナダ・ドル高の105.79カナダ・ドル。

2年物国債(表面利率2%、12年9月償還)の利回りは10bp 低下して1.28%と、終値ベースで6月29日以来最大の下げだった。 欧州債務危機で世界的な景気回復が途切れかねないとの懸念で高利回 り資産への選好が後退する前の4月には、2.07%と1年半ぶりの高水 準に達していた。8月24日には1月以来の低水準となる1.16%を付 けている。

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