FRB、08年にリーマン証券事業の段階的閉鎖を計画-弁護士が証言

米連邦準備制度理事会(FRB)は 2008年の金融危機の際、破たんしたリーマン・ブラザーズ・ホール ディングスの証券事業について段階的閉鎖を計画していた。リーマン が英バークレイズを相手取って起こした訴訟の裁判で、FRBの弁護 士が証言した。

ニューヨーク連銀の弁護士、シャリ・レベンサル氏は7日、マン ハッタンの米連邦破産裁判所で、破産法適用を申請したリーマンの証 券事業を秩序立った形で段階的に閉鎖するよう、FRBは同事業に 450億ドル(約3兆8000億円)を融資したと述べた。

しかし実際には、リーマンが08年9月に破産法適用を申請して から1週間足らずで、バークレイズがリーマンの証券事業を買収する こととなった。リーマンは、バークレイズが同社の買収に伴い110 億ドルの「ウィンドフォール(営業努力に基づかない一時利益)」を 得たとして、債権者への支払いに充てるためその回収を図っている。

ニューヨーク連銀のシニアバイスプレジデントで、バークレイズ の案件を担当したレベンサル氏は、連邦破産裁判所のジェームズ・ペ ック判事に対し「われわれはなんとしても安定を回復しようと腐心し た」とし、リーマンの証券事業にとってのそれは「秩序立った段階的 閉鎖または買収」だったと指摘。その上で、証券口座の保護や「一部 の雇用を守る機会」を考慮すると、買収の方が好ましかったと強調し た。