シュタルク理事:ECB流動性支援、銀行の「十分な柔軟性」を確保

欧州中央銀行(ECB)のシュタル ク理事は7日、流動性支援に関する最近の決定について、金融機関が 金融市場の動向に十分柔軟に対応できる状態を確保するものだと語っ た。

シュタルク理事はドイツのウィースバーデンで講演し、「十分な柔 軟性を維持するため、われわれは3カ月物の資金供給オペレーション (公開市場操作)を延長し、引き続き無制限に資金供給を行うことを すでに決めた」と述べ、「経済情勢に応じて、少しずつ流動性措置を解 除する」と説明した。

ECBは2日、市中銀行向けの緊急措置を来年に入っても継続す ると表明した。ユーロ圏の景気回復の勢いが弱まる兆しが見える中で、 銀行のバランスシート修復に時間を与える狙いがある。ECBは今年、 これらの政策手段の段階的な解除を望んでいたが、欧州の財政危機で 再考を迫られた。

シュタルク理事は、ECBが最近の経済指標に「満足」している としながらも、「来年について外的環境に起因するリスクが生じる」と 引き続き考えていると指摘。「経済の活力が弱まりつつある」とした上 で、成長は今年後半に鈍化するだろうと予想した。また、「われわれは なお危機の渦中にあり、経済情勢の改善にもかかわらず、危機はまだ 終息していない」と付け加えた。

現在の金融政策については、「緩和的」で「適切」との見方を示す 一方、金利を「あまりにも長い間、低過ぎる水準」に据え置くことは 負の「副作用」を招きかねず、避ける必要があると述べた。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 山口裕子 Yuko Yamaguchi +81-3-3201-8984 yuyamaguchi@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Christian Vits at +49-69-92041-341 or cvits@bloomberg.net

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