新たなソブリン債危機を警戒、投資抑制の動き-RBSのカイユ氏

投資家は新たな欧州ソブリン債危機 への不安から投資を抑制している、とロイヤル・バンク・オブ・スコッ トランド・グループ(RBS)のチーフエコノミスト、ジャック・カイ ユ氏が指摘した。

カイユ氏は7日、ブルームバーグラジオとのインタビューで、「必 要な資本増強の水準が低くとどまっていることや、銀行セクターを肩代 わりするための各国の資金調達の必要性が低下していることを背景に、 短期的な安心買いもみられた。しかし、中期的にはこうした問題は引き 続き残る」と予想。「市場は依然として、こうした各国経済が自律成長 できるという見解に疑問を投げ掛けている」と述べた。

欧州連合(EU)がユーロ圏内の脆弱(ぜいじゃく)な諸国の救済 に向け、7500億ユーロ(約81兆円)の金融支援策を取りまとめた後 も、投資家は一部諸国のソブリン債や域内の国債を保有する銀行に対し て弱気な見方を変えていない。カイユ氏によると、2カ月前に欧州の銀 行を対象に実施されたストレステスト(健全性審査)の公式結果は多く の場合、個別銀行が公表したものと異なっていたため、不安が解消され す、テストの一貫性について疑問符が付けられたという。

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