欧州株:4週間ぶり高値から下落、財政赤字を懸念-銀行、鉱山株安い

欧州株式相場は4週間ぶりの高値 から下落。ソブリン債危機が世界的な景気足踏みにつながるとの懸念 が根強く、金融株を中心に売りが優勢となった。

BNPパリバは2.2%安。仏銀ソシエテ・ジェネラルは

3.9%下げ、銀行株の下げの中心となった。バーゼル銀行監督委員会 は、11月にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議で 自己資本と流動性に関する規制改革の総合案を提示すべく、準備を進 めている。

英・オーストラリア系の鉱山大手、BHPビリトンとリオ・ティ ントも下落。オーストラリアでは先月の総選挙の結果、ギラード首相 が政権を維持する運びとなった。ギラード政権は資源税の導入を公約 に掲げている。

一方、世界最大の携帯電話メーカー、フィンランドのノキアは

4.5%上昇。モルガン・スタンレーが同銘柄の買いを推奨したことを 手掛かりに買われた。

ストックス欧州600指数は前日比0.5%安の259.76。騰落 比率は1対5となった。先週は米国と中国の経済指標で製造業活動の 伸びが示されたほか、米民間雇用者数の増加を背景に、同指数は週間 ベースで7月以来の大幅高となっていた。4月15日に付けた年初来 の高値からは4.6%下げている。

ランデスバンク・バーデン・ビュルテンベルクの主任ストラテ ジスト、マイケル・コーラー氏は「投資家は今後数週間、景気が二番 底に陥る可能性を懸念し続けるだろう」と指摘。「強い内容の経済統 計が続かない限り、リセッション(景気後退)への逆戻りは考えにく いことではない。銀行は自己資本比率に関して今も問題に直面してお り、今後数日間にかけて金融セクターを圧迫するだろう」と続けた。