英国債:上昇、質への逃避-ユーロ圏銀行への懸念と周縁国国債下落で

英国債相場は上昇。ユーロ圏の金 融機関が資本増強に向けた資金調達で困難に直面するとの懸念に加え、 ギリシャやアイルランド、ポルトガルの各国債相場が下落したことか ら、比較的安全とされる英国債に対する需要が高まった。

10年債利回りは8月31日以降で最大の下げとなった。米紙ウ ォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、7月に結果が公表され た欧州連合(EU)による銀行のストレステスト(健全性審査)で、 一部金融機関が高リスク国の国債の保有を少なめに報告していたと伝 えた。英政府はこの日、8億ポンド相当の2047年満期のインフレ 連動債を発行した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの債券ストラテ ジスト、ジョン・レース氏(ロンドン在勤)は、「6月にユーロ圏の 周縁国の状況がかなり悪化した時と似たような状況だ」と述べ、 「その当時も英国債は大幅上昇し、現在もまた恩恵を受けているよう だ」と続けた。

10年債利回りは前日比9ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下の2.894%を付けた後、ロンドン時間午後5時23 分現在は2.92%となった。同国債(表面利率4.75%、2020年3 月償還)利回りは0.53ポイント上げ115.06。2年債利回りは4 bp低下し0.65%。

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