米株、配当が社債利回り上回る銘柄が増加-景気二番底ないなら買いか

米国株で配当性向が債券利回りを上 回る銘柄が、少なくとも15年で最も多くなっている。企業利益が20 年ぶりの速いペースで伸びているためだ。

S&P500種株価指数を構成するクラフト・フーズやデュポンな ど68銘柄の配当性向が、社債の平均利回りである3.78%を上回って いる。これはブルームバーグとバンク・オブ・アメリカ(BOA)が まとめている1995年以来のデータで最も多い銘柄数だ。

ヘルスケア製品最大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J& J)は先月、過去最低の2.95%の金利で10年債を発行したが、株式 の配当利回りは3.66%だ。

歴史的低金利と今年36%の増益率となりそうな勢いの企業収益 の組み合わせで、株式に割安感が出たとみる向きもある。ブルームバ ーグのデータによれば、企業は第2四半期に配当を6.8%増額した。 一方で、景気は減速している。

米資産運用大手レッグ・メイソン傘下のクリアブリッジ・アドバ イザーズの運用者、ピーター・バンダリー氏は「今は綱引きが起こっ ている」として、「もし景気が二番底に陥るなら、株は一部で考えられ ているほど割安ではない。一方で、今起こっているのが単に一時的な 減速でリセッション(景気後退)への逆戻りがないならば、明らかに 割安だ」と述べた。