モビアス氏:ルーマニア不動産基金、ロンドンで11年にIPO実施

著名ファンドマネジャーのマーク・ モビアス氏は、ルーマニアの不動産補償基金である「フォンデュル・ プロプリエタテア」がブカレスト証券取引所で来年初めに株式を上場 するほか、来年末までにロンドン証取(LSE)で新規株式公開(I PO)を実施することを明らかにした。

モビアス氏は6日、ブカレストでのインタビューで「国内上場に 新株は必要ないが、ロンドン上場を成功させるにはIPOを実施しな ければならない。さもなければブローカーが関心を示さない」と述べ た。

フォンデュルの株主は株式発行計画を承認し、同基金の資産運用 会社にモビアス氏率いるフランクリン・テンプルトン・インベストメ ント・マネジメントを起用。基金の2009年時点の価値は27億ユー ロ(約2900億円)だった。モビアス氏によると、フォンデュルは8 月25日、株式発行の引受金融機関にライファイゼン・キャピタル・ アンド・インベストメントを主体とする銀行3行を選定した。

フォンデュルのウェブサイトによると、同基金は84社の株式を 保有。この中にはルーマニア最大の石油会社ペトロムや、トランスエ レクトリカ、トランスガスなどが含まれている。同基金は、共産政権 下で不動産を没収されたルーマニア人に補償することを目的に設立さ れた。

モビアス氏は、フランクリン・テンプルトンがフォンデュル株の 上場後に同基金の株式購入に関心があると述べた。