日本企業の来年度業績予想下方修正、円高前提で-野村証と大和証CM

野村証券と大和証券キャピタル・マ ーケッツの日本企業の最新業績予想が7日出そろい、両社とも来2011 年度予想を前回から引き下げた。為替前提を円高方向に見直したことが 理由で、今年度に急回復する企業業績は伸びが鈍化する。

野村証券は7日、主要上場企業(NOMURA400の除く金融ベー ス、対象353社)の業績予想を見直し、11年度の経常利益を今年度比

19.8%増とした。為替前提を1ドル=90円から88円、1ユーロ=120 円から112円に変更したことなどから、前回6月時点の21.2%増から 増益率が縮小する。

経常利益の下方修正額が大きい業種は、鉄鋼・非鉄、電機・精密、 ソフトウエア、公益など。このうち電機・精密とソフトウエアは円高が 下方修正の要因としている。半面、金融、商社、通信、運輸など9業種 は上方修正となった。

また、大和証券CMが先週2日に発表した上場主要企業(大和300 事業会社ベース、対象300社)の業績予想では、11年度の経常利益予 想を今年度予想比15.8%増とした。前回6月時点は20.9%増だった。 為替前提を1ドル=90円から87円、1ユーロ=115円から112円に変 更している。