英国債:上昇、イングランド銀が量的緩和拡大を検討との観測で

英国債相場は上昇。景気鈍化の兆 候が強まる中、イングランド銀行(英中央銀行)が今週の政策決定会 合で資産購入計画の拡大を検討するとの観測が広がったことが背景に ある。

この日発表された8月の英新車登録台数は前年同月比17.5%減 少した。ハリファクスが今週発表する8月の住宅価格は0.5%の下 落が見込まれている。金利先物動向によると、イングランド銀が政策 金利を長期にわたり低水準に維持するとの見方が強まっている。

カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CI BC)のCIBCワールド・マーケッツ部門(ロンドン)外為ストラ テジー、グローバル責任者、ジェレミー・ストレッチ氏は、「イング ランド銀は量的緩和を再び議題に取り上げ、協議くらいはするのでは ないだろうか、そうした機運が少しばかりか高まりそうだ」と述べた。

英国債相場は過去4営業日で3度目の上げとなった。10年債利 回りは前週末比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下 の2.98%、2年債利回りも3bp低下し0.69%となった。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査によると、イングラン ド銀は政策金利を過去最低の0.5%に据え置き、資産購入規模を 2000億ポンド(約26兆円)に維持する見通し。同中銀は9日に金 融政策を発表する。