オバマ大統領:4.2兆円のインフラ計画発表-選挙控え追加刺激策始動

オバマ米大統領は6日、500億 ドル(約4兆2100億円)以上を投じる全米規模の輸送インフラ整備 6カ年計画を発表した。中間選挙を11月に控え、オバマ政権は3カ 月連続で減少している雇用の回復を促進し、景気浮揚を狙う。

大統領はこの日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれた レーバーデーの集会で演説。「インフラバンク」の創設を呼び掛け、 計15万マイル(24万1400キロメートル)の道路や鉄道4000マイ ル、滑走路150マイルを対象とした補修や新規敷設、さらには航空管 制システムの近代化を盛り込んだインフラ事業への資金拠出を訴えた。

大統領は「計画はいずれも今の雇用を創出するだけでなく、長 期的な経済運営を良くするものだ」と訴え、「歴史が示すようにこの インフラ計画は、民主・共和二大政党の支持を得られる、いや得るべ き内容だ」と述べた。

さらに大統領は、インフラ整備計画は「時間の経過とともに赤 字をさらに拡大させるものではない」と強調した。

現在アメリカン・アクション・フォーラムの総裁を務め、2008 年の大統領選では大統領候補だったマケイン上院議員(共和党、アリ ゾナ州)のアドバイザーだったダグラス・ホルツイーキン氏は、「イ ンフラ計画は景気刺激策の議論上では常に人気があるが、実務的な面 では期待を裏切る」と述べた。

ホルツイーキン氏は、財政赤字に対する有権者の抵抗が強まっ ている兆候がある中、議会がこれ以上の歳出に合意するかどうかは疑 問だと指摘した。米議会予算局(CBO)は9月30日で終了する今 会計年度の財政赤字が1兆3000億ドルと、過去最高の赤字を記録し た昨年度の1兆4000億ドルに迫るとの見通しを発表している。

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