銀行はギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン債購入-BIS

銀行は1-3月(第1四半期)に、 ギリシャとアイルランド、ポルトガル、スペイン国債の保有を増やし た。国際決済銀行(BIS)が公表した。

BISの四半期報告によると、銀行が抱えるこれらの国債は1090 億ドル(約9兆2000億円)増え2兆6000億ドルとなった。ユーロ圏 の銀行は、これら4カ国にイタリアを加えた国債の保有の割合が域外 の銀行に比べ高かった。

欧州の銀行は欧州中央銀行(ECB)からの融資の担保にできる 欧州の国債を購入する確率が高いとBISは指摘。また、これらの国 債に投資するリスクは域内の銀行の方が査定に自信があることも要因 だろうと分析している。

BISは「調査対象の期間には、ユーロ圏諸国すべての国債が同 じ条件でECBのオペの担保として利用できた」とし、「ギリシャ、ア イルランド、イタリア、ポルトガル、スペイン国債の市場での流動性 が相対的に低いことは、ユーロ圏の銀行にとって域外の銀行にとって ほど問題にならない。域内の銀行はECBのオペを通じてこれらの債 券を『流動資産化』することができるからだ」と解説した。

BISによると、ユーロ圏の銀行によるこの5カ国の国債の保有 高は域内諸国の国債全体の約54%だった。一方、米国と日本、英国の 銀行では割合は27%以下だった。