ハンガリー融資、IMFの予防的信用枠が最適-モルガン・スタンレー

国際通貨基金(IMF)の金融支 援を必要とする国・地域向けの新たなタイプの融資の枠組みである予 防的信用枠(PCL)について、融資期限を10月に迎えるハンガリー にとって「最適だ」との見方を、米モルガン・スタンレーが示した。

IMFが先週明らかにした予防的信用枠は「やや脆弱(ぜいじゃ く)な」国・地域を対象にしている。モルガン・スタンレーによると、 同信用枠は半年ごとの進ちょく具合の確認を義務付けている。これに 対しハンガリーが受け入れたIMF主導の200億ユーロ規模(約2 兆1700億円)の融資は四半期ごとの見直し。

ハンガリーのマトルチ経済相は3日、財政赤字を穴埋めするため の資金の市場調達が可能であると説明し、IMFからの新規融資は不要 だとの見解を示した。オルバン首相は先に、同国が「経済的な主権」の 復活を望んでおり、IMFと経済政策について協議しないとの意向を示 した。ハンガリーは2008年に欧州連合(EU)加盟国として初めて救 済融資を受け入れた。

モルガン・スタンレーは6日付のリポートで、「PCLは新たな 防衛策を意味しており、ハンガリーが要請すれば、利用可能となると みている」と記述し、「2008-09年と同様に、IMFが関与し事態を 封じ込めたいとの強い意向があるのは明らかだ。事態が本当に深刻化し た場合、オルバン首相はIMFに対する発言のトーンをかなり和らげる だろう」との見方を示した。

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