エルピーダ株大幅高、モバイルDRAM期待-三菱U証強気

DRAMの製造・販売を手掛けるエ ルピーダメモリの株価が大幅続伸。モバイルDRAMの需給がひっ迫、 来期(2012年3月期)には主力収益源に育つことが期待できるとし、 一部アナリストが強気の投資判断を示した。株価は前週末比7.1%高の 1016円まで上げ、6月29日(8.6%)以来の上昇率を記録した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券は3日付で、エルピーダの投 資判断を新規に「1(強いアウトパフォーム)」に設定、目標株価は 1500円とした。目標株価は、今期(11年3月期)の東証1部予想平均 PER(株価収益率)15.8倍、エルピーダの11年3月期予想EPS (1株当たり純利益)556円、DRAMの価格変動に対するリスクプレ ミアム80%を控除するなどして算出したという。

同証の石野雅彦シニアアナリストは、「スマートフォン用モバイル DRAMは、世代ごとにメモリ容量が倍増しているうえ、スマートフォ ンやタブレットパソコンの販売増加で需要が拡大している」とリポート で指摘。その上で、モバイルDRAMのウエハー供給能力は世界で月 10万枚と全DRAMの1割しかなく、供給メーカーも数社に限られる として、「この需給ひっ迫はエルピーダの営業利益に対して来期以降、 大きく寄与する」と見ている。