IMFでの影響力維持できるか、EU財務相ら協議へ-米国が対応迫る

欧州連合(EU)財務相らは今週、 国際通貨基金(IMF)での欧州の影響力維持に向けて協議する方針 だ。IMF理事会の構成に関する協議を予期せずに米国から迫られた ことを踏まえたものだ。

6、7両日にブリュッセルで会合を開くEUの財務相らはIMF で、欧州からの選任理事を減らされる圧力にさらされている。新興国 の発言力を拡大しようとする動きがあるためだ。米国は先月、IMF 理事会の理事数を現行の24人に維持する案を拒否。このため、EU は対応を急いでいる。

問題になっているのはIMFの運営だ。資金繰り難の国への支援 融資を目的に65年前に創設されたこの国際機関は現在、その機構が 世界各国・地域の経済力の変化を十分に反映しているとは言えない。 IMFで中国や韓国、トルコなど新興国の発言力拡大が容認されれば、 欧州の一部の国は理事のポストを失う恐れがある。

元IMF当局者で現在はブルッキングス研究所の上級研究員を務 めるエスワール・プラサド氏はインタビューで、「米国が基本的に欧州 に対応を迫っていることから状況は非常に緊迫している」とし、「IM Fも欧州も望んでいないと思われる形で、この問題は重大な局面を迎 えつつある」と述べた。

EUのウェブサイトによると、この問題は7日の財務相理事会で 取り上げられる予定。