ヘッジファンドのガソリン投資:約4年ぶりに売り越しに-需要後退で

ヘッジファンドのガソリン相場下 落を見込む売り持ちが、上昇を見込む買い持ちを約4年ぶりに上回っ た。米ドライブシーズン最後の週の先週、ガソリン相場は下落した。

米商品先物取引委員会(CFTC)が発表した週間建玉報告によ ると、ヘッジファンドなど投機家が保有するガソリンの先物とオプシ ョンの売り越しは8月31日終了週に1169枚に増加し、2006年11月 以降で初めて弱気に転じた。ヘッジファンドの買い越しは4週連続で 減少した。

ドライブシーズンが終了し、経済指標が米景気回復に関する強弱 両様の内容を示すなかガソリン需要は減退、投資家は弱気に転じてい る。米労働省が発表した8月の雇用統計によると、民間部門雇用者は エコノミスト予想を上回る増加を示したものの、7月の米中古住宅販 売成約指数の伸びは10年余りで最低となり、同月の米製造業耐久財 受注の増加率も予想を下回った。

米コンサルティング会社、ショーク・グループ(ペンシルベニア 州)のアナリスト、ハムザ・カーン氏は「投機家らにとって消費回復 を見込める要因はあまりなかった」と指摘した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のガソリン先物10月限 の3日終値は前日比0.21セント安の1ガロン当たり1.9195ドル。 先週は週間ベースで1.5%下落した。