G20次官級会合:市場の不安定さ、世界の短期見通しに影響も

韓国銀行の金副総裁は20カ国・ 地域(G20)次官級会合で、最近の金融市場の不安定さが世界経済 の短期的な見通しに悪影響を与える恐れがあることについて議論した ことを明らかにした。

同副総裁は韓国の光州で「不確実さが最近拡大しており、市場は 過剰に反応した。それが短期的な見通しに影響を与える恐れがある」 と指摘。「景気回復が続いているが、そのペースは2、3カ月前に予 想していたほど早くない可能性があるという点で意見が一致した」と 述べた。

世界の株価は3日終了週に上昇したが、その前の3週間は、戦後 最悪の景気低迷からの回復が行き詰まるとの懸念からMSCI世界指 数が下落していた。米連邦準備制度理事会(FRB)は米国がリセッ ション(景気後退)に逆戻りするのを阻止するため、年内に量的緩和 と言われる大規模な証券購入の第2弾を検討する可能性がある。

金副総裁は、国際通貨基金(IMF)の既存の融資制度に追加す る形での世界的な融資制度について次官級会合で協議したことを明ら かにした。

IMFの最近の改革では、各国にいわゆる「烙印(らくいん)効 果」を心配せず積極的に信用枠を頼るよう促すことはできないもよう だと述べた。同副総裁は「烙印効果を低減させる方法や、世界的な金 融セーフティネット(安全網)についてIMFの計画を地域ごとの取 り決めと結び付ける方法について協議を進める必要性を話し合った」 と説明した。