野田財務相:為替介入は「断固たる措置」に網羅-協調は困難

野田佳彦財務相は4日午前のテレビ 東京の番組に出演し、為替介入について「そのタイミングはいろいろあ ると思うが、だからこそ必要な時に『断固たる措置』、この一言に網羅 (もうら)されている」と説明した。

野田財務相はこれまで会見などで、為替介入については直接的なコ メントを控えてきた。しかし同番組では介入について言及した。「断 固」という意味については「協調(介入)は難しいという前提の中で何 があるかということだ」と述べ、急激な円高には単独介入で対応する可 能性を示唆した。

民主党の代表選挙への出馬を表明している菅直人首相と小沢一郎前 幹事長の為替介入に関する発言について「言っている意味は同じだ」と し、「最終的には介入するかどうかという決断だと思う」と語った。

菅首相は為替相場の急激な変動には「断固たる措置を取る」との考 えを示しているのに対し、小沢氏は首相との2日の討論会で「日本だけ で介入するくらいの覚悟が必要」との認識を示した。

一方、小沢一郎前幹事長が2日の代表選討論会で高速道路整備の財 源として無利子国債の活用に言及したことついて野田財務相は、無利子 国債は「金持ち優遇になる可能性がある」との認識を示した。

財務相は1950年代にフランスが戦費調達のために無利子国債を導 入したが、廃止された経緯に触れ「過去に失敗している例をなぜ敢えて 持ってくるのか。多いに議論すべきテーマ」と語った。その上で「そ れを持って財源と言うのは、ちょっと荒っぽい」と懸念を示した。無 利子国債は一般的に、利子が付かない代わりに相続税が免除される国 債。

菅首相を支持する野田財務相は代表選挙について「大変な激戦にな る」と分析し、国会議員票では組織力に勝る小沢氏が優勢との見方を示 した。