米ゴールドマン:自己勘定取引事業の閉鎖が進行中-関係者

米ゴールドマン・サックス・グルー プは、自社の資本を使って売買するプリンシパルストラテジー事業の 閉鎖を進めている。リスク抑制を狙った政府の新たな金融規制に対応 する。決定に詳しい関係者2人が明らかにした。

社内での議論は部外秘だとして匿名を条件に語った両関係者によ れば、ゴールドマンは、世界全体で同事業に携わる65-70人の従業員 が新たな職を探す間、閉鎖についての正式発表を控える方針。同関係 者によると、一部のトレーダーやサポートスタッフは社内で別の担当 に就く可能性がある。また、アジアのチームが新たなヘッジファンド 設立に向け資金を募ることもあり得るという。

ヒル・タウンゼント・キャピタルのゲーリー・タウンゼント社長 はブルームバーグテレビジョンに対し「同事業の従業員は今後どうな るのかを知る必要がある。彼らを動かしているのはその思いだ。誰も 最後まで取り残されたいとは思わないだろう」と語った。

同事業の収入はゴールドマン全体の約10%を占める。同業のJP モルガン・チェースも、7月にオバマ大統領が署名した金融規制改革 法に対応して自己勘定部門の閉鎖を計画している。事情に詳しい関係 者によれば、JPモルガンのロンドンの商品トレーダーは先月、失職 する恐れがあることを通知された。

ゴールドマンの広報担当、エド・キャナデー氏(ニューヨーク在 勤)はコメントを控えた。

ヘッジファンド設立か

事情に詳しい関係者の話では、香港在勤のモルガン・ツェ氏が率 いるプリンシパルストラテジー事業の大半の従業員については、同時 に退社してヘッジファンドを設立するという計画があったものの、棚 上げされた。ツェ氏(44)は現在、アジアに特化したファンドをより 少人数のチームで立ち上げる可能性がある。ロンドンとニューヨーク 在勤の従業員は別の選択肢を検討中だという。

2人の関係者によると、ボブ・ハワード氏が率いるニューヨーク の従業員は別の資産管理会社への移籍を交渉している。