欧州株(3日):上昇、週間でほぼ2カ月ぶり大幅高、米雇用統計を好感

欧州株式相場は上昇。ストックス 欧州600指数は週間ベースでほぼ2カ月ぶりの大幅高となった。8 月の米民間雇用者数の伸びが予想を上回ったことで、米景気の回復足 踏みへの懸念が緩和された。

米雇用統計の発表後、クレディ・スイス・グループとBNPパリ バが上昇し、銀行株価指数の上げをけん引。英・オーストラリア系リ オ・ティントなど資源株も上昇した。アグレコは5.5%高。同社が 買収案の提示を受けていないと述べたことを手掛かりに買われた。

ストックス欧州600指数は前日比0.9%高の260.4と、8月9 日以来の高値で取引を終了した。週間ベースでは3.7%高と、7月 9日以来の大幅高。米国と中国の経済指標で製造業活動の伸びが示さ れたことで、投資家が安心感を取り戻したことが背景となった。スト ックス欧州600依然、4月に付けた年初来の高値は4.3%下回って いる。

シュローダー・インベストメント・マネジメント(ロンドン)で 約19億ドル相当の資産運用に携わるアンディ・リンチ氏は、「この 日の雇用統計の数字ははっきりと予想を上回り、懸念が強まっていた 市場で好感された」と指摘。「米国の債務は消えてなくならず、景気 回復も疑問視されており、短期的な相場反発に終わる可能性もある」 と語った。

米労働省が3日に発表した8月の雇用統計によると、政府関連を 除いた民間部門雇用者は前月比で6万7000人増加した。前月は10 万7000人増に上方修正された。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミストの予想平均値は4万人増加だった。非農業部門雇用者 数全体は、前月と同じ5万4000人減。家計調査に基づく8月の失業 率は9.6%に上昇した。

クレディスイスは3.2%高。仏銀最大手のBNPパリバは

1.9%上昇した。ストックス欧州600指数を構成する19業種のうち、 銀行株価指数の上げが最大となった。

リオ・ティントは1.5%高。同業のBHPビリトンも上昇した。

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