欧州債(3日):独10年債利回り、3週ぶり高水準-米雇用統計に反応

欧州債市場ではドイツ国債相場が 下落し、10年債利回りは3週間ぶり高水準となった。この日発表さ れた米雇用統計で民間部門雇用者が予想以上に増加し、株価が値を戻 したことから、安全資産としての国債需要が後退した。

独30年債相場も下落した。同利回りは先月、過去最低を付けて いた。8月の米国の民間部門雇用者は前月比で6万7000人増加した。 ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想平均値は4 万人増加だった。同日に発表されたユーロ圏の製造業とサービス業の 活動を示す指数の改定値では速報値から引き上げられた。

コメルツ銀行(フランクフルト)の金利ストラテジー共同責任者、 クリストファー・リーガー氏は、「統計自体は弱い数字だが、ずっと 悪い内容が予想されていたため、国債利回りは上昇した」と述べ、 「利回りは極端な水準にある。ここから一段と下げるには本当にひど い統計が必要だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時38分現在、独10年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.36%。一時は

2.37%まで上げ、8月19日以来の高水準となった。同国債(表面利 率2.25%、2020年9月償還)価格は0.655ポイント下げ99.055。

2年債利回りは3bp上昇の0.65%。30年債利回りは10bp 上げ2.97%となった。

マークイット・エコノミクスが3日発表したサービス業と製造業 の活動を示すユーロ圏総合景気指数の8月改定値は56.2と、8月 23日発表の速報値56.1から引き上げられた。7月の56.7からは低 下した。同指数は50を超えると生産活動の拡大を示す。