BISのチェケッティ氏:銀行の資本増強で金融危機発生の確率は半減

国際決済銀行(BIS)の金融 経済部門責任者、スティーブン・チェケッティ氏は、銀行に自己資 本と流動性の強化を義務付ければ、金融危機が発生する確率は半減 し、経済成長を促すとの見解を示した。

同氏は3日、ソウルで開かれた金融改革に関する会議で講演し、 「資本と流動性が増せば、危機の確率は低下する」と論じた。

ドイツ銀行やバンク・オブ・アメリカ(BOA)は、性急な規 制強化は銀行の貸し出しを縮小させ景気回復を危険にさらす恐れ があると指摘した。これに対し、BISなど監督当局は銀行規制強 化の効用を説く具体的な議論で応じている。20カ国・地域(G20) は11月にソウルで開く首脳会議(金融サミット)で、新たな規則 の概要を発表する計画。

チェケッティ氏は、深刻な金融混乱は20-25年ごとに発生す る傾向があるとのバーゼル銀行監督委員会の研究結果を引用。これ に基づけば、いずれの年にも危機が発生する確率が4.6%あると いう。同氏は、BISが勧告している資本・流動性規制を適用すれ ばこの確率が半分の2.3%に低下すると試算した。

-- Editors: James Hertling, Eddie Buckle

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Akiyo Kinoshita 記事に関する記者への問い合わせ先: Simon Kennedy at +44-20-7330-7086 or skennedy4@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: John Fraher at +44-20-7673-2058 or jfraher@bloomberg.net

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