BHP:ポタシュ社員の雇用維持なら買収認可取得の見込み-弁護士ら

豪英系鉱山会社BHPビリトンに よるカナダの肥料メーカー、ポタシュへの400億ドル(約3兆4000億 円)規模の敵対的買収案について、ポタシュ本社従業員の雇用を維持し 同社を支援すれば、BHPはカナダ当局の認可を取得できるとの見通し を、国外からの投資を専門とする弁護士や元産業相が示した。

1993年から2000年までカナダの産業相を務めたジョン・マンリ ー氏によると、過去25年間でカナダ政府が公式に拒否したのは、08年 の米軍事技術会社、アライアント・テクシステムズによるカナダの情報 サービス会社マクドナルド・デットワイラーの宇宙事業の買収案のみ だ。カナダのハーパー首相は国外からの投資の拡大を政権の優先事項の 1つに挙げている。

法律事務所カッセルズ・ブロック・アンド・ブラックウェル(トロ ント)の弁護士、マーク・ニコルソン氏は電話インタビューで「BHP が投資や雇用、カナダ本社に関して協力すると約束すれば、この案件が 反対される理由を見つけるのは困難だ」と指摘した。同氏は競争法や独 占禁止法、国外からの投資関連の問題を専門とする。

ニコルソン氏によると、BHPにとって規制面で最大のハードルに なると予想されるのは、カナダ投資法の下でのクレメント産業相からの 認可の取得。BHPはまだカナダで操業中のポタシュの鉱山を保有して おらず、サスカチュワン州のジャンセンプロジェクトが進展しても生産 開始は何年も先になる見込みだ。このため、産業省競争政策局が実施し ている独占禁止に関連する調査では問題は提起されない可能性が高いと いう。

ニコルソン氏は「カナダの競争法は重大な障害、あるいは認可が遅 れる大きな要因にさえならないという気がしている」と述べた。

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