VIX指数は20を下抜ける公算、緩やかな回復織り込みへ-MKM

米国株オプションの指標、シカゴ・ オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数(VIX)は4 カ月ぶりに20を下回る可能性がある。3日に発表される雇用統計が 労働市場の「回復が鈍い」ことを示す弱い結果にとどまると見込まれ るものの、MKMパートナーズのオプション・ストラテジスト、ジ ム・ストラッガー氏はこう分析している。

ストラッガー氏は2日付の顧客向けリポートで、VIXは過去20 年間の平均値20.4を下回る公算があると指摘した。同指数は5月に 付けた今年の高値から約半分戻している。

同氏は「株式市場はようやく、二番底懸念の先に目を向ける雰囲 気が広がり、当社がより可能性の高いシナリオと考える緩やかな景気 回復を織り込み始める可能性がある」と分析。VIXは長期平均の 20強を下抜けると引き続き予想していると指摘した。

1日の米株式市場では、米国や中国の製造業活動が予想を上回る 拡大を示したことから世界の景気回復への懸念が和らぎ、S&P500 種株価指数は7月以来の大幅高となった。ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト予想では、8月の米雇用統計で民間部門雇用 者数は前月比4万人増と、7月の同7万1000人増を下回り、失業率 は9.6%に上昇したと見込まれている。

VIXの2日終値は前日比2.9%安の23.19。ストラッガー氏は、 20を下抜ければ向こう数カ月間に15-18レンジの長期的な底値圏 形成に向かうことを意味すると説明した。