ロシアで穀物のパニック的買いだめ進む、投機で食料高騰も-露農相

ロシアのスクリンニク農相は、同 国の穀物収穫高予想が引き下げられているため、国民は買いだめを進め ており、価格に影響が及んでいるとの見解を示した。

スクリンニク農相は2日、サラトフでの政府会合で、ロシア人は 「伝統的に」不作を見込む情報が流れると、数カ月分の食料を買いだめ することで対応してきたと指摘。「これにより食料需要が急増し、その 結果、投機で人為的に価格が上昇する状況が作り出される」と述べた。

ロシアのメドベージェフ大統領は、「今年は非常に困難な年」では あるが食料不足に陥ることはなく、食料価格が上昇する理由はないと表 明。法執行当局や不正競争防止当局に対し、価格調査を指示している。

スクリンニク農相によると、少なくとも過去50年で最も深刻な干 ばつや記録的猛暑の影響で、同国の穀物生産は今年、6000万-6500 万トンと前年の9710万トンから落ち込む見通しだ。

プーチン首相は2日、8月15日から開始した穀物の輸出禁止措置 について、来年の収穫分が供給されるまでは解除を検討しない方針を示 した。ビートやトウモロコシなどの穀物の収穫高予想も引き下げられて いる。

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