メリル投資家セミナー、過去最高の参加者へ-海外勢は前年比13%増

 米バンク・オブ・アメリカ(BO A)メリルリンチ傘下のメリルリンチ日本証券が毎年秋に開催する機 関投資家向け日本株投資セミナーの参加予定者が、ことしは2004年の 開催以来の最高になる見通しだ。

メリル日本証は9月6から10日まで、世界の機関投資家を対象に 「ジャパン・コンファレンス2010」を開催する。同セミナーには毎年、 世界中から日本株運用を行うファンドマネージャーが集まり、ことし も国内のほか欧米、アジアの各地域から1700人(昨年は1643人)の 投資家が参加予定。これまでの最高(08年の1668人)を更新し、海 外投資家は前年比13%増の315人が見込まれている。

バブル経済崩壊後の1990年代から日本経済に対し、「『ジャパン・ バッシング』から『ジャパン・パッシング』、『ジャパン・ナッシング』 へと段々と否定的な印象が強まっていった」と、メリル日本証の法人 顧客グループのディレクター、岡本ゲーリー氏は指摘。しかしここに きて、「日本も捨てたものではなく、日本株の中の隠れたダイヤを探そ うとの意欲が海外勢から出始めている」と同氏は言う。

為替市場での円高進行に伴う日本経済への打撃を警戒する動きな どから、日経平均株価は8月31日に8824円で終え、2009年4月以来 の安値水準に沈んだ。9月2日終値は9062円と、その後の反発力も弱 い。しかし、「円高は日本企業が海外展開する上での購買力向上につな がり、M&Aをしやすくなるといったメリットがあることにも注目さ れ始めているようだ」と、岡本氏は話している。

今回のセミナーでは、ノーベル経済学賞受賞者で米プリンストン 大学教授のポール・クルーグマン氏らの基調講演、国内各セクターの 上場企業経営陣やBOAメリルのグローバル・リサーチ・チームによ るプレゼンテーションなどが予定されている。

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