Fリテイリ:「ユニクロ」売上高9.3%減、8月猛暑で秋物不振

衣料品アジア最大手ファーストリテ イリングは、主力のカジュアルブランド「ユニクロ」の既存店売上高が 8月に前年同月比で9.3%減少した。歴史的な猛暑で秋物販売が伸び悩 んだとしている。Fリテイリが2日発表した。

前年比の減少率は、気温が低く春夏物販売が振るわなかった4月 (12%減)以来の大きさ。広報担当青野光展氏は、「お盆過ぎの気温が 去年に比べ10度以上高かった」としてジャンパーやジーンズなどが伸 びなかったことを示した。同時にヒートテックやレギンスパンツは好調 だったとも語った。気象庁によると今夏(6-8月)の日本の平均気温 は統計開始の1898年以降の113年間で最も高かった。

「ユニクロ」の下期(3-8月)既存店売上高は6.4%減少した。 Fリテイリは7月に、下期既存店売上高予想を前期比0.0%から6.3% 減少に下方修正しており、ほぼ想定通りになった。前期(2010年8月 期)既存店売上高は前々期比で4.7%増になった。Fリテイリ株の終値 は前日比20円(0.2%)安の1万1630円。1日には今年最安値の1万 1460円を付けている。

青野氏はまた例年9月に開催していた事業戦略説明会を10月以降 に延期することも明らかにした。前期決算の結果を踏まえて説明したい として、決算発表以降にする。Fリテイリは2005年から毎年9月に事 業戦略説明会を開催、柳井正会長兼社長がビジネスの成果と展望を説明 してきた。2009年の事業戦略説明会では2020年に売上高5兆円という 構想を掲げた。