小沢氏:単独介入の覚悟も必要、金融政策の余地狭い-円高(Update1

民主党代表選に立候補した小沢一郎 前幹事長は2日午後、急激な円高に歯止めをかけるため日本単独での 為替介入も辞さない覚悟で臨むべきだとの考えを明らかにした。日本 銀行による金融政策に関しては「余地は非常に狭まっている」との見 解を表明。今回の代表選出馬表明後、小沢氏が日銀の金融政策に言及 したのは初めて。

小沢氏は東京・内幸町の日本記者クラブで行われた菅直人首相と の代表選の討論会で、長期的に円の評価が上がることは「悪いことで はない」が「急激な円高は弱いところにしわ寄せがくるので、何とし ても止めないといけない」と強調した。

その上で「日銀の金融政策だけの余地は非常に狭まっている」と 指摘。「市場介入といっても、協調介入なら別だが、日本だけで、世界 が円高を容認している中では、なかなか効果が上がらないが、それぐ らいの覚悟でやるべき急激な速度での円高だ」と述べた。

小沢氏は1日発表した代表選立候補にあたっての政権政策で、「急 激な円高については日本経済を守るために市場介入を含むあらゆる方 策を果断に実施する」と明記している。

一方、菅首相は討論会で、今回の円高局面での政府・日銀の対応 に批判が多く出ていると記者から質問され、「少なくとも円高に対する 危機感というものはかなり早い段階から持っていた。それに効果的に、 どういう形が対応できるのか。日銀との共同歩調も念頭に置いて、ま ず対策を打ち出した」と説明した。

菅首相はデフレ対策について「雇用が弱いとどうしても賃金が上 がらない。雇用を生み出すということは、そういう意味からもデフレ 脱却に近づくことになる」と強調。今後の対応として、「来年度予算も 雇用の拡大につながるものには優先的に予算をつける。雇用を拡大し て経済を立て直していくことを最優先でいくことがこの状況を打開し ていく上での大きな柱だ」と語った。