小沢氏、「総理・代表」分離論を否定-菅首相と討論会(Update1)

民主党代表選に立候補した菅直人首 相と小沢一郎前幹事長は2日午後、東京・内幸町の日本記者クラブで 行われた代表選の討論会に臨んだ。小沢氏は代表選で勝利した場合に 首相に就任するのは「当たり前」と言明し、自らは首相に就任しない 「総理・代表」分離論を否定した。菅首相は「クリーンでオープンな 政治」を遂行していく方針を強調、「政治とカネ」の問題を抱える小沢 氏をけん制した。

小沢氏は、代表選に勝利しても首相に就任しない可能性について 「議院内閣制では最大与党の党首が総理大臣を務めるのが当たり前の ことだ。自民党時代も総理・総裁分離の話があったがそれはもっての ほかだと思っている」と述べた。自らの健康状態に関しては「20年近 く前に心臓の病気をしたが、毎日節制している。首相という職責は十 分知っているが、健康的には十分やり抜ける」と説明した。

討論会は菅、小沢両氏によるやり取りと、日本記者クラブの代表 者からの質問に答える形で行われ、両氏は小沢氏の「政治とカネ」を めぐる問題や、政治主導の在り方などについて発言した。

また、小沢氏は、自身の資金管理団体「陸山会」の収支報告書虚 偽記入事件で、東京第5検察審査会による2回目の審査で「起訴相当」 と議決され、指定弁護士により「強制起訴」される可能性が出てきた 場合の対応について「逃げない」と明言した。

これに対し、首相は小沢氏の「政治とカネ」をめぐる問題につい て「お金にまみれた政治、政治文化を変えなければならない。小沢さ んの政治のやり方はお金と数の原理が色濃くあるというのはわたしだ けが感じていることではない」と述べた。

政治主導

小沢氏は、菅内閣が来年度予算の概算要求で各省に政策的経費を 今年度当初比で一律10%減とする基準を設定したことについて「これ では今までの自民党政権下と同じ手法、同じ結果しか出ないのではな いか」と批判。菅首相は「プロセスで言うのは木を見て森を見ないや り方だ」と反論した。

一方、小沢氏は1日に発表した政権政策で掲げた高速道路の整備 に言及。「国が建設費を支援して都道府県が自ら行うことのできる仕組 み」を創設するための財源として「無利子国債で補てんするつもりで 考えている」ことを明らかにした。無利子国債の発行はこれまで国民 新党が経済対策などの財源として提唱している。

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