豪州:利上げ再開圧力高まる-景気拡大の浸透示す兆候受け

豪州の景気拡大が鉱業から家計にま で浸透していることを示す兆候を受け、オーストラリア準備銀行(中 央銀行)が20カ国・地域(G20)の中で最も積極的に推し進めてきた 利上げを再開するとの見方が強まっている。

豪統計局は1日、2010年4-6月(第2四半期)に3年ぶりの高 い伸びとなった個人消費が同期の国内総生産(GDP)を押し上げ、 前期比1.2%増となったと発表した。1.2%増は2007年以降で最も高 い伸びであり、ブルームバーグが集計した23人のエコノミスト予想の 中央値(0.9%)を上回った。

豪州の景気拡大の範囲は、中国の鉄や石炭需要を背景に過去最大 の投資ブームとなっている鉱業から、GDPの半分以上を占める家計 にまで及んでいる。スイスのUBSなどのアナリストらは、グレン・ スティーブンス豪中銀総裁が年内に再利上げを実施する可能性は高ま ったと分析する。

UBSのシニアエコノミスト、スコット・ハスレム氏(シドニー 在勤)は、年末までに中銀が再び行動を起こす可能性があり、来年半 ばまでに政策金利を現在の4.5%から5.25%に引き上げると予測した。