ピジョン株が急落、販管費かさみ上期減益-中国伸び悩みも

育児用品を手掛けるピジョン株が大 幅続落。国内の新規事業開始や海外での市場開拓に伴う販売管理費の増 加で、2-7月(上期)は減益決算となった。通期(2011年1月期) 利益計画の未達を警戒した売りがかさみ、一時前日比13%安の2649円 と、09年6月16日(2640円)以来の安値に落ち込んだ。

同社が1日に発表した2-7月の連結営業利益は前年同期比20% 減の17億1500万円だった。国内外でブランド強化に注力、中国でテレ ビコマーシャルの提供を実施したこともあり、販管費が膨らんだ。据え 置いた通期計画(前期比20%増の55億円)に対する進ちょく率は31%。

野村証券金融経済研究所の西木慶一郎アナリストは2-7月の業績 について、「期初段階から新規事業の立ち上げや販促強化の方針を打ち 出していたため、減益決算であることに驚きはない」と、1日付の投資 家向けリポートで指摘。ただ、中国事業の売上高が現地通貨ベースで前 年同期比7%増(前年同期は20%増)と伸び悩んだほか、ヘルスケア 事業の売上高が競争激化を背景に同2%減収となったことは懸念材料と している。

西木氏によると、中国事業の売上高が鈍化した理由に、ピジョンが 一部代理店への出荷を一時停止したことがあるという。「一部地域で担 当エリアを越えて営業する代理店が現れ、それを抑制しようと一時停止 した。ピジョンは代理店網を活用して海外事業を拡大しており、こうし た動きは中期展望を見る上で若干懸念される点」と指摘している。

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