粗糖:9月中に20%高騰も、ブラジルで乾燥続けば-ニューエッジ

世界最大のサトウキビ産地である ブラジルの中南部で乾燥した天候が続けば、粗糖相場が今月、最大 20%上昇するとの見通しを、ニューエッジUSAが示した。

ニューエッジUSAのシニアバイスプレジデント、マイケル・マク ドゥガル氏は8月31日、ニューデリーでのインタビューで、粗糖相場 が1ポンド当たり21.7-23.7セントに上昇する可能性があるとの見方 を示した。同氏は、スイスの商品調査会社キングズマンが9月1日に主 催した会議に参加した。

悪天候の影響でブラジルやロシア、中国、パキスタンの生産が減少 するとの懸念を背景に、ニューヨークの粗糖相場は高騰。1年1カ月ぶ りの安値を付けた5月7日以降、52%上昇している。ブラジルの業界団 体ウニカのマルコス・ジャンク代表は8月31日、ニューデリーで、乾燥 した天候が続けば、ブラジル中南部のサトウキビ収穫高が先週時点の 予想である5億7000万トンを下回るとの見通しを示した。

マクドゥガル氏は「天候の問題であることは明らかで、それが粗糖 供給にどのような影響を及ぼすかが重要だ」と指摘。「モンスーンは好 調でインドの穀物の生育を促すだろうが、ブラジルでは空気が乾燥して おり、サトウキビに影響が出る可能性がある。欧州も同様の問題を抱え ている。パキスタンでは洪水が発生している。将来の供給については不 透明感が強い」と述べた。