レポ金利が3週間ぶり低水準、調達期間の短期化が後退

短期金融市場では証券会社などの資 金調達手段であるレポ(現金担保付債券貸借)金利が3週間ぶりの水 準まで低下した。決済資金の需要が高まる月末を通過して以降、利下 げを期待して資金調達期間を短期化する動きが弱まったためだ。

2日の東京レポレートは、2営業日後に始まる翌日物(スポット ネクスト物)が前日比0.002%低い0.108%と、8月13日以来の低水 準になった。追加緩和観測が浮上した8月中旬から上昇し始め、受け 渡し日が月末となる8月27日は0.139%と6月末以来の高水準を記 録したが、30日の臨時金融政策決定会合後は急速に低下した。

30日の臨時の決定会合では、政策金利0.1%で6カ月物の資金を 10兆円供給する新型オペが導入されたが、短期の取引金利に与える影 響は限られた。会合前の市場では利下げの思惑もあり、一段の金利低 下に備えて一部の証券会社が資金調達の期間を翌日物に短期化。レポ には上昇圧力が強まっていた。

国内証券のディーラーは、来週6、7日に定例の決定会合を控え ているものの、円高対策は政府の為替介入に焦点が移っており、日銀 の利下げを期待するのは難しいと指摘。レポ上昇については、月末で 銀行が資金運用に慎重だった影響も大きいのではないかとみていた。

日銀が午後1時に実施した本店共通担保オペ6000億円(9月3日 -24日)では、最低落札金利が前日と横ばいの下限0.10%、平均落札 金利は0.1ベーシスポイント(bp)低い0.104%と、低水準で決まった。 一方、応札倍率は7.51倍と前日(7.16倍)を上回り、8月6日以来の 高水準だった。

レポ金利の低下を受けて、新発国庫短期証券(TB)3カ月物も

0.105%近辺の低水準で推移した。前日の入札では平均落札利回りが

0.1063%になり、入札後に同水準で5000-8000億円規模の取引が成 立。その後、海外投資家とみられる買いで0.105%まで低下してい た。

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