アジア勢の8月米自動車販売:トヨタ、ホンダなど軒並み減少

8月の米自動車販売では、アジア 勢の中でトヨタ自動車とホンダが前年同月比で販売台数を大きく減 らした。1年前に販売の追い風となっていた自動車買い替え奨励策 が終了したことや米景気減速が響き、アジアの大手メーカーは軒並 み販売減少となった。

世界最大の自動車メーカー、トヨタは前年同月比34%減、ホン ダは33%減。日産自動車も27%減らし、韓国のヒュンダイモーター カンパニー(現代自動車)は11%減だった。アジア勢全体では29% 減となった。米ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モータ ー、クライスラーは合わせて14%減、業界全体では21%減だった。

調査会社エドマンズ・ドット・コムのシニアアナリスト、ミシ ェル・クレブス氏は昨年の買い替え奨励策の影響を考慮すればトヨ タが減少となる公算は大きかったものの、「8月の結果は予想よりは るかに悪かった」と述べ、「トヨタは今年数多く実施したリコール(無 料の回収・修理)の影響に依然苦しんでいる」と説明した。

業界全体の販売台数は、8月としては28年ぶりの低水準。景気 や雇用に関する消費者の懸念が強まったことから、各メーカーは 2010年モデルの在庫一掃セールで思ったほど顧客を呼び込めなか った。トゥルーカー・ドット・コムの業界トレンド担当バイスプレ ジデ ント、ジェシー・トプラック氏は、7月の中古住宅販売の27% 減少を受け米景気が二番底に陥るとの懸念が強まり、消費者が販売 店に足を運ばなかったと説明した。

アジア勢のシェア低下

米自動車業界分析会社オートデータによると、8月の業界全体 の自動車販売は99万7468台と、前年同月の126万台から減少した。 アジア勢全体のシェアは46.9%と、前年同月の52.3%から低下した。 GMとフォード、クライスラーの3社のシェア合計は3.6ポイント 上昇し44.3%となった。

オートデータによればトヨタのシェアは14.9%と、前年同月の

17.8%から低下。ホンダも1.9ポイント低下し10.9%となった。日 産のシェアは8.3%から7.7%に下がった。